1990年代にアメリカで発表されて以来、「40の発達資産」はアメリカのみならず、その他の国々でも紹介され、調査や研究が進められています。
当初発表された項目にも改良が加えられ、アメリカ国内の様々な社会、あるいは海外の異なる文化や社会に合わせた修正や追加が常になされてきています。
日本でも、すでに1990年代に子どもの健全な身体を育成するための概念として紹介され、また2000年代には生涯学習の一環としても紹介されています。このように、「40発達資産」は決して固定されたものではありません。
今後は日本社会に適した形に進化させることが必要です。
私たちは、アメリカのサーチ・インスティチュートの協力を得て、発達資産を測り、活かす方法について研究を続けていきます。
私たちは、発達資産の概念や基本原則を踏まえながらも、人間社会に普遍的な項目と文化に特有な項目とに注意を払い、今日の日本における子どもの社会化に関する研究成果とも重ね合わせながら、日本の社会や文化により適合した発達資産の項目を新たに作成したいと考えています。
研究や実践の成果は、新着ニュースや刊行物等で公開しています。