子ども自身にできる8つのこと What kids can do themselves

 

サーチインスティチュートが勧める子どもたち自身ができることのアドバイスです。

1.ほかの人のことを気にかけてあげよう Be there for others

  • あなたの特技は何ですか?
  • あなたが友達やクラスメートのためにやってあげていることはありますか?
  • 人の話を聞くことは上手ですか?
  • 友達のために立ち向かうことができますか?
  • クラスメートのことを心から褒めたり、温かく向き合うことができますか?

これらのことは人のためだけではなく、自分自身のためにもなります。

あなたを支援してくれる人がいたなら、あなたもほかの人を支援できます。

あなたの特技を伸ばして、あなたの周りにいるおとなしい友達や、あなたより小さい子どもたちにも声をかけてあげてください。

●あなたの小さな勇気で助かる人がいる。

 

2.人とつながろう Forge connections

  • あなたの話すことに耳をかたむけてくれ、よく理解してくれ、受け入れてくれる人がもっといたらいいのにと思ったことがありますか?
友達や周りの大人とよりよい関係を持つために、次のことをやってみましょう!
  1. 友達の親とも話してみましょう。いろいろな質問をしてみてください。
     *あなたの一日って、どんなものですか?
     *あなたの若いころの社会って、どのようなものでしたか?
  2. 面白いと思う先生とも話してみましょう。たくさんのことを聞いてみてください。
     *これまでに、一番思い出に残っている生徒はどういう人ですか?
     *どうして先生になろうと思ったのですか?
  3. 周りに住んでいる人の手助けもしてみてください。近くに一人暮らしのお年よりがいたら、犬を散歩させましょうかと聞いてみたり、年末の窓拭きを手伝ったり、家の前の掃除などをしてみることもできるでしょう。まずは何ができるか、家族と相談してからやりましょう。
  4. ●話しかけられるのを待つのではなく、自分から話しかけてみよう!

 

3.時間の管理をしよう Control how you spend your time

  • 時間の過ごし方はとても大事。
  • 一日の24時間をどのように使っていますか?
  • 毎日数時間でも、自分がすることを自分で決めていますか?
  • 一日が終わったとき、いい一日が過ごせたと思えるようにするためにはどのように時間を管理したらいいでしょうか?
あなたの一般的な平日と、一般的な週末の過ごし方について書き出してみましょう。
睡眠時間はとても大切です。
12歳から18歳くらいの間、あなたの体や脳は、赤ちゃん時代を除いて、最も大きく変化しています。
その成長のために、毎日約9時間の休み時間(特に睡眠時間)が必要なのです。
毎日やることはたくさんありますが、もっと睡眠をとるようにしてみましょう。
逆効果と思われがちですが、きちんと睡眠が足りてれば、日中の行動はかなり効率が良くなります。
●24時間はすべての人に平等に与えられている。どう使うか、どう使いたいかの小さな積み重ねが大切。

 

4.信じる価値観をもとう Consider your values and beliefs

  • あなたはどんな価値観をもっていますか?
あなたがもっている「価値観」は、いい意味でも悪い意味でも、人生に大きく作用します。
どんな価値観をもっているか、あるいはもつべきか、ということを考えたことはありますか? 
あなたの好きな曲の歌詞を書き出してみてください。
その歌詞にはどんな価値観がみえますか?たとえば、愛情や力、我慢や忍耐、誠実さや正直さ、物事を正面から立ち向かうことなど。
●正しいと判断する基準をいろいろと持つことや、今もっている判断の基準を疑ってみることも必要。

 

5.よい友達をもとう Choose your friends wisely

  • あなたの友達はどんな人ですか?
あなたを大事にし、あなたも自分を大事にする人と時間を過ごすようにしましょう。
あなたが人生で大切だと思うことに同感してくれ、理解してくれる友達を持ちましょう。
●自分を大切にしてくれない人と無理につきあう必要はない。
●甘い言葉をかける人だけが大切にしてくれているとは限らない!

 

6.先生にはていねいに接しよう Treat your teachers respectfully

  • 先生たちのこと、知っていますか?
面白い授業をしてくれたり、何か助けをもらったときにはきちんとお礼を言うか、笑顔でこたえるかしましょう。あなたが丁寧に接してほしいと思うのと同じように、丁寧に接しましょう。
もし、あなたが丁寧に接してもらえていないと感じるなら、親や他に信用できる大人に言ってください。
●家族と一緒に過ごす時間と同じくらい、学校の先生と一緒に過ごす時間がある。でも、学校の先生は家族ではないし、友達でもない。もっと大きな枠組みから自分を見てくれる大人だということを知ろう。

 

7.お年よりとすごす時間をもとう Spend time with an elder

  • 地域にどのくらいお年寄りが住んでいらっしゃるか知っていますか?
お年よりと時間を過ごしましょう。
お年よりのホームを訪問したり、お年よりと遊ぶプログラムに参加したり、年長の人から何かを教えてもらったりすると、社会のいろいろな大人を知ることにつながります。
●社会の知恵と技術の蓄積に学ぼう。話しかけると、喜んでいろいろなことを教えてくれるはず!

 

8.社会や世界のことを知ろう Find a global issue that you care about

  • 社会や世界に関心がありますか?
あなたが関心をもつ、環境問題や人間の権利、動物愛護などのさまざまな社会の課題を見つけましょう。たとえば、討論のグループに加わる、あなたと同じ意見をもつ人と団体を知る、未来の課題に取り組んでいる活動でボランティアをするなど、何かに一歩をふみだしましょう。
●いずれは家族のもとを出て、社会の中で生きていく。どんな社会なのか、知っておこう。

 

("Take it to the Next Level: Making Your Life What you Want it to be", サーチ・インスティチュート, 2004より)

 

親や祖父母にできること子ども自身にできること先生にできること地域でできること

 

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