子ども(小中高校生)のための「40の発達資産」

あなたはいくつ持っていますか?

子どもたちの成長を促進し、自立を助長するための下記の40項目について、現在の状況を見直してみませんか?
まずは、チェックリストの□の「はい」と言えるものがいくつあるかチェックし、「発達資産」をいくつ持っているのか調べてみましょう!

下記 チェックリストの内容がPDF形式でダウンロードできます。
                         ダウンロードはこちら PDF(238KB)

 

外的資産

I 支援

 1 家庭の支援:家庭生活において、深い愛情と支援が提供されている。
 2 家族の積極的なコミュニケーション:親子間で積極的にコミュニケーションがとれている。子どもは親から聞いてもらうことや親からアドバイスを受けることを快適だと感じる。
 3 親以外の大人との関係:親以外の大人による支援を受けている。
 4 地域の関心:子どもが地域へ関心を持つような経験をさせている。
 5 学校環境:同級生や教師を思いやっている。人間関係に関心をもつことで学校環境がよくなる。
 6 親の学校との関わり:親が積極的に子どもの学校生活の支援に関わっている。

 

II 地域社会

 7 地域社会における子どもの価値:子どもが地域の大人に必要とされていると感じている。
 8 財産としての子ども:地域内、家庭内での決定事項に子どもが関わっている。
 9 人々への貢献:子ども達が地域の人々を手助けできる機会をもっている。
10 安全:子ども達が家庭、学校、または地域で安全だと感じている。

 

III 境界と期待

11 家族での境界:家庭内に明確で一貫した規範(ルール)があり、子どもがどこにいるのか常に把握している。
12 学校での境界:学校に明確な規則があり、規則が破られた場合、公平な処置が取られている。
13 地域での境界:地域社会が子ども達の行動に関心をもって見守っており、やってはいけないことなどの規範が示されている。
14 手本としての大人:親や親戚、また家族以外の、子どもの周りにいる大人が、子どもの手本となるような責任ある行動をとっている。
15 良い影響:仲の良い友達同士がお互いの行動の手本になっている。
16 高い期待:親や教師が、学校やその他の活動で子どもに精一杯やってほしいと期待している。

 

IV 時間管理

17 創造的な活動:子どもが週2回以上、音楽、美術、演劇や作文などの活動に参加している。
18 子どもの企画:子どもが週2回以上、学校の活動、または子どものための地域活動に参加している。
19 精神的な活動:子どもが週1回以上、精神的な成長を促すプログラムやサービスに参加している。
20 家庭での時間:子どもが家庭で過ごす時間のうちのほとんどを、親との触れ合いの時間や、ビデオゲームやテレビを見る以外のことをする時間として使っている。

 

 

内的資産

V 学び

21 やる気:子どもは、学校での勉強をがんばろうとやる気を出している。
22 学習する態度:責任感や思いやりがあり、学校での学習に夢中になっているほか、学校の外での活動にも参加し、学ぶことを楽しんでいる。
23 宿題:子どもは、いつも宿題を期限内に提出している。
24 学校での大人との関係:子どもは、学校のなかで教師やその他の大人に対して気遣いができる。
25 趣味としての読書:子どもが読書を楽しみ、週のほとんどの日を趣味としての読書に没頭している。

 

VI 価値観

26 思いやり:親が子どもに、他の人を助けることは大事であると教えている。
27 社会的正義と公平:親が子どもに公平さや公正さの必要性を教え、他人のためにものを言うことの大切さを教えている。
28 誠実さ:親が子どもに、自分が正しいと信じることにしたがって意見を述べ、行動することの大切さを教えている。
29 正直さ:親が子どもに、たとえ問題を引き起こすかもしれない場合でも真実を述べることの大切さを教えている。
30 責任感:親が子どもに、責任感を持って行動することの大切さを教えている。
31 健康なライフスタイル:親が子どもに、健康的な生活習慣を持ち、正しい性に関する知識があることの大切さを教えている。

 

VII 社会的能力

32 計画性と意思決定:子どもはたいてい、自身で決定をしたことがらの結果に満足している。
33 対人関係能力:子どもは他人の気持ちに関心を持ち、影響され、友達づくりに積極的である。また、怒りや憤りを感じた際に、自分を抑えようとすることができる。
34 文化的能力:子どもが異なる国の人と気軽に接することができ、それらの国の文化についての知識がある。
35 抵抗する力:他人から間違った行動をするように誘われても抵抗ができ、またそのような人と距離をとることができる。
36 平和的な問題解決:暴力的にならずに問題を解決する努力ができる。

 

VIII 自己に対する自信

37 実行力:子どもがそれぞれの今までの人生に起こったことがらが偶然ではなく、そこに何らかの因果関係を感じている。
38 自己評価:子どもは自分が自分であることを誇りに思っている。
39 目的意識:子どもはときどき、人生とは何か、自分の人生の意味を考えている。
40 将来に対する見方:将来に対して肯定的で、夢や希望を持っている。

 

 

さて、今すでにできていると答えられた項目は、いくつありましたか?

チェックした項目の数が多いほど、子どもの成長や自立が促進されている可能性が高いといわれています。
もっと知りたい人は「40の発達資産」
(c)Search Institute (http://www.search-institute.org/)より引用、山口県立大学40の発達資産研究チームによって翻訳The 40 Developmental Assets(R) may be reproduced for educational, noncommercial uses only.Copyright(c)1997, 2006 Search Institute, 615 First Avenue NE, Suite 125, Minneapolis, MN 55413; 800-888-7828 All Rights Reserved.

 

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